10年振りの全日本プロレスが最高だった話 #ajpw

2023.06.11 全日本プロレス ビックパレットふくしま大会を見てきた話。

僕は新日本プロレスをメインに見ているプロレスファン12年目くらい。他団体も知ってはいるが、無料配信やSNSで情報を得ています。全日本さんは無料配信のイメージが無いので、サブスクで読んでる週刊プロレスTwitterのTLに流れてくる写真や観戦記などがメインの情報源になっていました。

 

要するに選手の名前は知っているけど、試合自体はほとんど見ていない状況でした。そして前回 全日本プロレスを観戦したのはなんと2013.07.19でした。10年前… 

 

まず最初に驚いたのはサイン会。

なんと1000円のポートレートで参加できる!

安い… 安すぎる…

しかも一緒に写真まで撮ってもらえる!!

お得すぎます…

無条件で選手好きになっちゃうし、安齋選手カッコ良すぎるし、観戦前からテンションMAX

 

今回の対戦カードは、大仁田厚復帰戦の電流爆破(しかもアジアタッグ選手権)に6人タッグ選手権に、他団体参戦選手も多いし、これがALL TOGETHERですか?という濃すぎる内容。

 

既に長くなってきたので特に気になった試合だけ書きます。

 

第三試合は

アジアタッグ選手権 有刺鉄線ダブルバリケードマットメガトン電流爆破デスマッチ(火薬量5倍)

やっぱり電流爆破って一つのエンタメコンテンツとして確立してるんですよね。大仁田厚が爆破されて、爆破されて、爆破されて、最後の最後に逆転する。これぞ勧善懲悪、本人は邪道と名乗っていますが、勝った方が正義なのです。プロレス興味なさそうなギャルが大興奮してた。やっぱり宗教的な魅力がありますよね。プロレスファンなら大仁田厚が電流爆破できなくなる前に生で見てくれ。ただ鼓膜が飛ぶぞ。耳は塞げ。

 

火薬量5倍(何が基準かは誰も知らない)

 

第五試合は諏訪魔小島聡vs斉藤ブラザーズ

斉藤ブラザーズ見たかったんだよ。あの技の荒さや細かい所作のぎこちなさがたまりません(褒めてる) あっという間の両リンが再試合になって結局また両リンで終わるの最高すぎる。面白すぎるよ。

 

そして袋詰めされそうになる諏訪魔さん。担いで持ち帰ろうとする斉藤ブラザーズにはブーイングが。しかし、諏訪魔は重かった。なかなか持ち上げられず、徐々にお客さんも斉藤ブラザーズを応援し始める。結局諦めて帰っちゃう斉藤ブラザーズ。お客さん大爆発。こんなんみんな斉藤ブラザーズ大好きになったでしょ。

 

みんなも見てよ。これがちいかわですよ。かわいいね。

 

セミファイナルは世界タッグ選手権の前哨戦。

青柳優馬vs征矢学

征矢の入場曲が消えると流れる大音量の失恋モッシュ

これだけで9000円のチケット代の元を取りました。

試合内容も「えっ、これで決まらないの!?」っていうプロレスファン続けてると中々感じることが出来なくなる感覚を思い出すような熱く激しいプロレス。征矢選手にも全日本の血が流れているのを強く感じました。

 

そしてそしてメインイベント

三冠ヘビー級選手権前哨戦

宮原健斗 安齋勇馬vs永田裕志 吉江豊

もうね、正直お腹いっぱいなんですよ。これ以上食べれないよ〜デザートは別腹だけどね〜って甘えたこと言ってたらデザート用の別腹に極上のステーキと油マシマシのラーメンとカツカレー突っ込まれました。これぞ全日本プロレス!(10年振り)

 

いや、本当に素晴らしいメインイベントでした。宮原さんが常に観客のボルテージを上げ続け、最後は安齋選手がスーパーヘビー級の吉江選手を完璧なジャーマンスープレックスでガッチリ3カウント。痺れた。

 

最後に

全日本プロレスってこんなに面白かったの???

みんな会場に行こう。これは今行くべきだ。

とりあえず今住んでる場所から行けそうな場所で興行があるなら行ってみて損はないと思う。

選手を知らないから?今の全日の流れを知らないから?

そんな小手先の予備知識いらないからとりあえず見に行こう

 

全日本プロレス最高でした!

推しは誕生日に入籍を発表し、オタクは自分の誕生日に推しと出逢ってからの5年間を振り返る。

2021年7月22日。推しの誕生日だった。


そして入籍を発表した日にもなった。


僕の推しはSNSが苦手だった。そんな人が2020年10月にオンラインサロンを開設した。毎日ブログを更新し、高頻度で動画がついていて、月一で生放送とラジオがあるという充実した内容だった。Twitterで出演する番組の告知を出演者の中で一人だけしていないようなSNS下手の推しとは思えなかった。

 

コロナ禍でイベントの開催自体が難しい時代だった。推しも例外ではなかった。ラジオのイベントは中止。主演作のライブは無観客。そんな中 2021年7月11日には一度中止になったラジオのイベントが行われた。番組の5周年を会場でお祝いすることができて本当に嬉しかった。

 

僕が推しを知ったのもラジオからだった。

 

2016年。聴いていたラジオを最新回まで全て聴き終えて次のラジオを探していた。そんな時にたまたま出会った番組のパーソナリティの一人が推しだった。底抜けな明るさを感じさせる一方で独特な感性を持ち、芯が強い女性だった。推しの話を聴いている時間は楽しかった。

 

自分が送ったメールを読んでもらえるのが嬉しかった。面白いメールというよりも推しに笑ってもらえたらいいなと思ってメールを書いていた。他のラジオにゲスト出演する時もそのラジオのチャンネル会員(有料)になった。もちろんメールもしたし、また呼ばれてもいいようにチャンネル会員は継続した。

 

イベントにも自分が好きなコンテンツには出来る限り参加した。初めて参加したイベントでは「ドレスコード」という名目で僕はブラジャーを着用して参加した。(※推しはブラジャーを着けている男性が好きという個性的な方だった)単純にネタとして楽しかった。その後も何度かブラジャーを着けて参加していた。

 

ある日 推しがほぼ初めましての方が多いイベントにゲスト出演することが2週間前くらいのギリギリで発表された。勿論参加した。イベントが開始され自己紹介の件でブラジャーについて盛り上がった。そのオチで推しが「私のイベントにはいつも着けてきてくれる人がいるんです。今日はいますか?」と会場に投げかけた。挙手したのは自分だけだった。

 

恥ずかしい、辛い。そんな気持ちは無かった。「あ、着けてきて良かった」と心の底から安心した。もし自分が着けていなかったらオチが弱くなるところだった。せっかくの推しが目立っている場面、それも初めて推しを見るお客さんが多い場所で自分がいたことで盛り上がったのは喜びや目立ったことへの優越感より安心している自分がいた。

 

僕はトークイベントが中心でライブはあまり参加できなかった。

 

僕の推しは有名コンテンツの音楽戦術ユニットのメンバーだった。それで知った人がほとんどだと思う。そしてメンバーの中での人気は残念ながら一番下だった。別に僕にとってはどうでもいいことのはずなのだけれど、毎日推しの名前と愛称でパブサする自分には「人気がない。歌が下手。かわいくない」そういう意見が辛くて、苦しかった。

 

ユニットありきで好きな人が多かった。「自分が好きなメンバーとの絡みが面白かった」「同じユニットのファンだからCDを買った」そんな人が多かった。否定はしない。ありがたい。ただ誰かの引き立て役にされているのは悔しかった。

 

推しは自分が一番目立つタイプではなかった。

 

常に周りをよく見ていて、自分に求められているものをよく理解している人だ。良く言えば司会も裏回しも出来るタイプ。悪く言えば器用貧乏。

 

そんな推しもソロアーティストデビューが決まった。2019年7月24日ミニアルバム「女の子はDejlig」

 

推しのソロデビューのCDを買うのは当たり前だろう。たとえそれがどんな出来だったとしても、好きな曲がなくても。発表された時はそう思っていた。楽曲が発表されていくにつれ杞憂だったと思わされた。楽曲はどれも世界観が違い、それぞれが魅力的で、リーディングパートで声優としての力も見せつける。合同とはいえ作詞にも挑戦した。本当に素晴らしい作品になった。特に売り上げが良かった悪かったという話は聞かなかった。話題にも挙がらなかった。ただソロ活動の続きはもう見れないんだろうなと感じる。

 

初めて推しに認知されるという感覚を味わった。ラジオのメールに自撮り写真をつけていたらいつの間にか覚えられていた。アルバムのリリイベで久しぶりに会った時に顔を見ただけで名前を呼ばれた時は本当に驚いた。ラジオのDJCDで「リスナーの名前を10人言えますか?」というお題に対し自分の名前が最初にあがっただけで嬉しかったのにそれ以上に嬉しいことがあるとは思わなかった。その後直接会える機会は無かったが2021年5月に行われたオンラインお話会で「流石に名乗らないと分からないか…」と言って名乗ったら「知ってます」と言われた。ズルい。

 

2000文字で終わってしまう僕の5年間。終わり。おしまい、おしまい。

 

 

 

 

ここからは6年目の話。

 

推しは自分にとって憧れだ。凄く抽象的な表現だと自分でも思う。自分には持っていないものをたくさん持っている。

 

推しの笑顔を見ると幸せな気持ちになった。これから先もきっとそうなんだろう。

 

本気で恋をしているわけではなかった。恋という感情とはまた違うものだと思う。この5年間彼女が1度も出来ていないのは単純に自分のせい。

 

恋ではなかったけど入籍の発表を見た時は無力感を味わった。初恋が実らなかったあの時を思い出した。告白をするわけでは無いけど好きな女の子を遠くから見ていた。たまに話せると嬉しくて嬉しくて。寝る時に思い出してニヤニヤしていた。そんな初恋の子は僕の知らないところでクラスメイトと付き合っていた。僕がドキドキしていた時も彼女には彼氏がいた。そんな感情。どんな感情?

 

自分がどれだけ面白いメールを送って推しが笑ってもその時だけで終わってしまう。分かりきっていた当たり前のことなのだけれど、それが事実なのだと突きつけられた気がした。

 

自分でも今後どうなるかは正直わからない。2021年7月26日おめでたい僕の27回目の誕生日。今の気持ちだけは残しておこうと思う。

 

お誕生日、ご入籍おめでとうございます。

 

あなたが幸せになることが本当に嬉しいです。僕はあなたを応援してきた日々が楽しかった、幸せだった。この先あなたを応援し続けるかもしれないし、どんどんフェードアウトしていって興味を失うかもしれない。そんなこと今の自分にはわかりません。ただ、結婚したからあなたが変わってしまうとは思っていません。僕が憧れるあなたはきっと変わらないでしょう。そうだとしたら僕の気持ちも変わらないと思います。

 

あなたに出会えて良かった。あなたを応援していた良かった。こんなに楽しい気持ちも、こんなに辛い気持ちも、こんなに悲しい気持ちも、こんなに幸せな気持ちもあなたに出会わなければ知らなかった。

 

僕は今幸せです。

 

ありがとうございます。

 

 

このブログはここで本当におしまい。

 

 

 

 

 

 

最後の最後に。本名の自分からかくにへ

俺と君は違う人格だと思っているからことばを残しておきます。このブログを1年後に読み返してどう思っているのか楽しみです。もし気持ちが変わっても責めたりはしません。あなたが笑顔で生活をしていることを本名の方の自分としては応援しています。色々辛いこと、楽しいことあるけどさ、一応同じ人間としてお互い頑張ろうね。